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人身取引の被害者や移民労働者の人権の問題が、タイで改めて注目されている。タイは人身取引被害者の「送り出し国」「経由国」であると同時に、経済発展の水準が比較的高く仕事も多いため「受け入れ国」ともなっている。移民労働者が強制的な労働に近い状況に追い込まれるケースも相次ぎ、タイ政府は被害者を減らすよう取り組んでいるが、実態の把握は簡単ではない。【バンコク西脇真一、工藤哲】
タイも経済成長の結果、少子高齢化が始まり、タイ人はいわゆる「3K」の仕事に就きたがらなくなった。経済を支えるのは周辺国から来た数百万人ともいわれる移民労働者たちだ。
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