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建設アスベスト訴訟で追加提訴 原告70人に

 建設作業中にアスベスト(石綿)を吸い込み健康被害を受けたとして、元建設作業員や遺族計38人が29日、国と建材メーカー21社に計約8億7600万円の損害賠償を求めて大阪地裁に提訴した。

     原告は、中皮腫や肺がんなどを発症した50~80代の元作業員8人と、死亡した15人の遺族30人。大阪地裁には2016年9月、建設アスベストの2陣訴訟が起こされ、順次追加提訴している。今回の追加提訴で2陣訴訟の原告は計70人になった。

     元作業員らは、石綿の吹き付けや石綿建材の切断などの作業に従事。国が石綿の使用禁止や、マスク着用の義務付けを怠ったため、健康被害に遭ったと訴えている。

     空調設備の撤去作業に長年従事した大阪府寝屋川市の原告の男性(70)は「国は、病気になるのが分かっていてアスベストを使用させた。憤りを感じる」と話した。

     同種訴訟は全国で起こされ、これまで7地裁、4高裁の判決で国が10連敗中。大阪高裁では、昨年8月(1審・京都地裁)と9月(1審・大阪地裁)に国とメーカー双方に賠償を命じており、石綿被害の救済範囲を広げる司法の流れができつつある。【遠藤浩二】

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