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クトゥーゾフの窓から

ウクライナ危機の現場を歩いた(5) ガタガタ道とやまない政治不信

マリウポリからオデッサへ続く道路沿いでは風力発電施設も。付近では草木が茂り始めていた=ウクライナ南部で、大前仁撮影

 ウクライナで取材を始めて10日目。親露派組織が実効支配する東部ドネツクを早朝に出てウクライナ政府が統治するマリウポリに戻り、そこから一路、西南部の主要都市オデッサへ向かった。ドネツクの現地助手、ヤナ・トカチェンコさんから紹介された、男性のバディムさん(46)が運転する車で西へ走ること約630キロ。正午過ぎに東部マリウポリを出てから9時間近く走り続けた。

 アゾフ海に臨む港湾都市マリウポリは2014年夏、ドネツク一帯を実効支配する親露派から攻撃された記憶が新しい。市内とドネツクを結ぶ幹線道路だけではなく、オデッサまで延びる幹線道路でも所々に検問所が設けられていた。赤い日本のパスポートを差し出す度に、警備兵はけげんそうな表情に変わるが、質問されることはなかった。ウクライナの東南部に来ると、この国が戦時下に置かれていることを実感する。

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大前仁

モスクワ支局記者 1969年生まれ。1996年から6年半、日経アメリカ社でワシントン支局に勤務。毎日新聞社では2008年から13年まで1回目のモスクワ支局に勤務。

大前仁

1969年生まれ。2008~13年、18~20年にモスクワ支局勤務。現在は旧ソ連諸国や米国の情勢、日露関係を担当。

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