英国

EU離脱 ワインに付加価値 揺れるボルドー 続く駆け込み輸出

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英国への出荷を待つワインの前でEU離脱について語るギャビン・クイニーさん=賀有勇撮影
英国への出荷を待つワインの前でEU離脱について語るギャビン・クイニーさん=賀有勇撮影

 世界的なワイン産地として知られるフランス南西部ボルドー。英国の欧州連合(EU)離脱を巡る混迷は、英国と歴史的にもつながりが深い「ワイン王国」の主要産地にも影を落とし、生産にかかわる人々を翻弄(ほんろう)している。

 「どんな形になろうと離脱は愚かな選択だ」。ボルドーのアントル・ドゥー・メール地区のワイン生産者、ギャビン・クイニーさん(58)は、国民投票で離脱を決めた母国・英国の国民や政府のかじ取りに不満を漏らす。

 生産者や卸売業者らでつくるボルドーワイン委員会(CIVB)によると、ボルドーワインは世界のワイン総生産量の2%にとどまるが、その知名度は抜群だ。背景の一つとして、ボルドーが12世紀から約300年間、英国領となり、英国本土との交易でワインの品質の高さが広く知られるようになったという歴史的経緯がある。

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