東日本大震災

福島第1原発事故 大熊「じじい部隊」任務完了 見守り6年「次世代に託す」

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登山道整備の合間に休憩し、笑顔を見せる福島県大熊町の駐在員6人、通称「じじい部隊」=同町で2019年3月29日、森田剛史撮影
登山道整備の合間に休憩し、笑顔を見せる福島県大熊町の駐在員6人、通称「じじい部隊」=同町で2019年3月29日、森田剛史撮影

 東京電力福島第1原発事故の全町避難が続く福島県大熊町で、60代の駐在員6人が今月末で任務を終える。4月10日、一部地域で避難指示が解除されるからだ。定年を迎えた町幹部らが6年前から無人の町に通い、やぶを払い、水路をさらうなど奮闘してきた。通称「じじい部隊」は「町民が戻るまで町を見守る役目を果たせた。あとは若い世代に託す」と胸を張る。

 避難指示が解除され、町役場新庁舎もできる大川原地区で29日、6人は斜面にブルーシートでかいた文字を取り外した。帰還のめどが立たなかった当初は「かえろう」と町民を励まし、解除に向けて準備宿泊が始まった昨春から「おかえり」に変えた。元町総務課長の鈴木久友さん(66)は「これからは町職員が出迎えるので不要だ。やり残したことはない」と晴れやかだ。

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