外国人実習生

6年で171人死亡 摘発721人 企業に不正疑惑 法務省調査

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 法務省は29日、失踪して2017年1月~18年9月に摘発された外国人技能実習生5218人のうち、少なくとも721人に最低賃金違反など実習先による不正行為の疑いがあったと公表した。実習生の死亡例は新たに43件把握し、12~17年に計171件に上ったことも明らかにした。【和田武士】

 失踪や死亡した実習生の調査をしていた同省のプロジェクトチーム(PT)が報告書をまとめた。山下貴司法相は閣議後記者会見で「真摯(しんし)に受け止め、運用改善を指示した」と述べた。失踪原因が実習先にある場合は一定期間の新規受け入れを停止する▽報酬支払いは金額が確認できるよう口座に振り込む--などを改善策に挙げた。

 実習先による不正の疑いが1件でも認められたのは721人。最低賃金違反57人▽契約賃金違反64人▽賃金からの過大控除92人▽割増賃金不払い176人▽不適正な残業時間223人--など。入管当局は834件を労働基準監督署に通報した。721人とは別に、調査以前に実習先の不正が認定されていたのは38人だけだった。

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