国内最大手の鉄鋼メーカー、新日鉄住金は4月1日付で社名変更し、日本(にっぽん)製鉄として生まれ変わる。「日本」を社名に冠し、国内外で存在感を高める。同日付で副社長の橋本英二氏を社長とする新体制も始動する。米国を中心とする保護主義的な通商政策に対応し、需要が増えている新興国市場をいかに開拓するかが問われることになりそうだ。
社名変更の狙いについて、進藤孝生社長は「日本発祥の製鉄会社としてふさわしい、より包摂的な商号にする」と説明する。2012年10月に旧新日鉄と旧住友金属工業が経営統合し、新日鉄住金が発足してから6年半を迎える。今年1月には国内鉄鋼4位の日新製鋼を完全子会社化し、3月には山陽特殊製鋼も子会社化。多様なグループ企業を抱えることになり「『新日鉄だ』『住金だ』という枠では考えられなくなった」(幹部)という…
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