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科学 ゲノム編集 技術に潜む危険

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田中たなか泰義やすよし 毎日新聞まいにちしんぶん 医療福祉部長いりょうふくしぶちょう

 まもなく新学期しんがっきあたらしい友達ともだち出会であうことでしょう。わたし小学生しょうがくせいだったころ、あたらしいクラスにスポーツや音楽おんがくがとても得意とくいがいて、「あの変身へんしんできたらいいのに」とおもいました。体質たいしつ特徴とくちょうめている因子いんしひとつが遺伝子いでんしです。

     遺伝子いでんしくわえ、ねらったとおりの性質せいしつ機能きのうたせる技術ぎじゅつ「ゲノム編集へんしゅう」が登場とうじょうしました。健康けんこうにいい食品しょくひん開発かいはつ病気びょうき治療ちりょう役立やくだちそうですが、課題かだいおお慎重しんちょうあつかいがもとめられています。

     筑波大学つくばだいがくはゲノム編集へんしゅう利用りようしたトマトを開発かいはつしました。血圧けつあつ上昇じょうしょうおさえたり、ストレスを軽減けいげんしたりする効果こうかのあるアミノさんをたくさんふくんでいるそうです。

     農業のうぎょう分野ぶんや国内こくない最大さいだい研究けんきゅう機関きかん農業のうぎょう食品産業技術総合研究機構しょくひんさんぎょうぎじゅつそうごうけんきゅうきこう」は、もみのかずおおつぶおおきいコメの開発かいはつんでいます。

     中国ちゅうごく研究者けんきゅうしゃは、免疫めんえきよわくなる病気びょうきのエイズにならないよう、誕生たんじょうまえ段階だんかい受精卵じゅせいらん」でゲノム編集へんしゅう実施じっししました。病気びょうきふせぐためとはいえ、国際こくさいてきおおきな問題もんだいになっています。というのは、ゲノム編集へんしゅう未完成みかんせい技術ぎじゅつです。ねらっていない遺伝子いでんしこわし、やくつどころか、おもわぬ健康被害けんこうひがいきるかもしれません。受精卵じゅせいらんれるのはその影響えいきょう将来しょうらい子孫しそんにまでおよおそれもあります。

     日本にっぽんは、ゲノム編集へんしゅうした受精卵じゅせいらんをおかあさんの体内たいないもどすことを禁止きんししています。

     食品しょくひんについては、厚生労働省こうせいろうどうしょう専門せんもん部会ぶかいが3がつ18にち、ゲノム編集へんしゅう品種ひんしゅ改良かいりょうした農産物のうさんぶつ販売はんばいするまえに、くにとどおこなうという内容ないよう報告書ほうこくしょをまとめました。

     科学技術かがくぎじゅつ進歩しんぽで、おおくのものを変身へんしんさせられるようになりました。でも、わすれてはいけないのは、わたしたちの能力のうりょく努力どりょくたかめられます。発明王はつめいおうわれたエジソンが努力どりょく重要性じゅうようせいうったえ、かたったとされる言葉ことばがあります。「天才てんさいは1%のひらめきと99%のあせ」。頑張がんばりましょう。


     医学いがく地球温暖化ちきゅうおんだんか原発げんぱつなどを担当たんとう学生時代がくせいじだいはオーロラを専攻せんこうした理系人間りけいにんげん本物ほんものたくて休職きゅうしょくし、アメリカのアラスカ大学だいがく留学りゅうがく。40だいでバイオリンをはじめた。1966年岐阜市生ねんぎふしうまれ。

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