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国際日本文化研究センター(日文研、京都市西京区)が、所蔵する絵巻物「道成寺縁起」を電子漫画化した。大手出版社「KADOKAWA」が運営する漫画閲覧サイト「コミックウォーカー」で3月下旬から無料公開されている。
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日文研では、1巻ものと全3巻から成る2種類の「道成寺縁起」(いずれも江戸時代末期)を所蔵。そのうちの1巻もの(縦26センチ、長さ1138センチ)の漫画化を、日文研が日本のアニメ・漫画や春画などを対象に国際共同研究を推進する「大衆文化研究プロジェクト」の一つとして進めてきた。
「道成寺縁起」は、「安珍と清姫」の物語として広く知られ、能や歌舞伎舞踊でも親しまれている。紀伊国の娘、清姫は、結婚を避けて逃げた僧侶の安珍を追いかけ、やがて恨みを晴らそうと大蛇に変身。安珍が隠れた寺の鐘に巻き付き、炎で焼き尽くす。
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