- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷

【チェンコン(タイ北部)で西脇真一、北京・浦松丈二】東南アジアの大河メコン川のタイ北部流域で、水運開発のために浅瀬や岩礁を爆破しようとしていた中国が、計画を断念した。タイ外務省が明らかにした。川に沿って走るタイ-ラオスの国境線や環境に影響を与えるとしてタイ側が中止を求め、中国側が応じたという。反対していた地元の非政府組織(NGO)は歓迎しつつも、今後も動きを監視する姿勢を見せている。
メコン川流域は中国が推進する広域経済圏構想「一帯一路」の「重要なプラットフォーム(現場)」(中国外務省)。計画は、中国雲南省からラオス北部ルアンプラバンまで約890キロの間にある浅瀬や岩礁を爆破してしゅんせつし、2025年までに500トン級の船が通れるようにするものだった。中国やミャンマーでは既に一部で爆破も行われた。
この記事は有料記事です。
残り597文字(全文952文字)