令和の出典、漢籍の影響か 1~2世紀の「文選」にも表現

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新元号発表の菅義偉官房長官の記者会見後、「令和」の書をスマートフォンなどで撮影する大勢の記者たち=首相官邸で2019年4月1日午前11時49分、川田雅浩撮影
新元号発表の菅義偉官房長官の記者会見後、「令和」の書をスマートフォンなどで撮影する大勢の記者たち=首相官邸で2019年4月1日午前11時49分、川田雅浩撮影

 初の「和風元号」の出典となった「万葉集」の「初春令月、気淑風和」との文言について、複数の漢学者らから、中国の詩文集「文選(もんぜん)」にある「仲春令月、時和気清」の句の影響を受けているとの指摘が出ている。

 万葉集が8世紀末ごろの成立とされるのに対し、中国の美文をまとめた文選は6世紀に成立。7~8世紀の遣隋使(けんずいし)・遣唐使が持ち帰ったとみられ、文章を作る上での最高の模範とされた。「仲春」の句は、1~2世紀の文人政治家の張衡(ちょうこう)の作品。張衡は地震計の作製など科学者の先駆としても知られる。

 万葉集と文選の当該部分は、初春と仲春と時期がやや違うが、「令月」との表現や、陽気の説明の「和」が一致する。

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