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日銀が1日発表した3月の企業短期経済観測調査(短観)は、企業の景況感を示す業況判断指数(DI)が大企業・製造業でプラス12と、昨年12月の前回調査のプラス19から大幅に悪化した。中国経済の減速やIT関連の世界的な需要の落ち込みから、輸出産業を中心に企業心理が急速に悪化していることが鮮明になった。【土屋渓、川口雅浩、柳沢亮】
大企業・製造業のDIの悪化は2四半期ぶり。7ポイントの悪化幅は2012年12月以来の大きさとなる。業種別では「汎用(はんよう)機械」が27ポイント悪化し、統計を取り始めた10年3月以来、最大の悪化幅となった。中国経済の減速で半導体部品やスマートフォン部品の需要が減少し、これらを加工するための工作機械の受注も落ち込んだ。
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