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第94回センバツ高校野球

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第91回選抜高校野球

きょうの見どころ 準決勝 習志野×明豊/東邦×明石商

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 <2019 第91回センバツ高校野球>

 (左が一塁側、都道府県名の左は準々決勝の結果)

 ▽第1試合(11時)

習志野  - 明豊

(千葉)   (大分)

4-3    1-0

市和歌山   龍谷大平安

 ともに継投で戦うが、明豊が投手層の厚さでやや優位だ。直球とスライダーで低めを突く左腕・若杉、球威のある右腕・大畑とも防御率1点台。打線は1番・表、6番・青地が打率3割台後半を残す一方で中軸が不振だが、早めに得点できれば先行逃げ切りが可能だ。習志野は、全3試合に救援して計17回無失点の本格派右腕・飯塚にどうつなぐか。左腕・山内、右下手・岩沢の出来が鍵になる。打線は1番・竹縄、3番・角田が打率3割台だけに、4番・桜井の復調なるかもポイントだ。

膝に打球異常なし

 ○…習志野のエース右腕・飯塚はキャッチボールやランニングなどで軽めの調整をした。前日の準々決勝で八回に打球を左膝に受けたが、試合後の病院の診断で骨に異常はなく、準決勝に向けて「全く問題ない。もちろん、投げるつもり」と強調した。2回戦で右足に死球を受け、準々決勝を欠場した本来3番の根本がこの日の打撃練習に復帰したのは明るい材料。小林監督は明豊について「とにかくレベルの高いチーム」と警戒した。

3投手想定し打撃

 ○…明豊は練習時間の大半を打撃練習に費やした。習志野のタイプの異なる3投手を想定し、打撃マシンはそれぞれの球の軌道や得意な変化球などを設定して1時間以上打ち込んだ。横浜、札幌大谷、龍谷大平安と前評判の高かった強豪を破り、春夏通じて初の4強入りにも川崎監督は「選手たちの目はまだギラギラしていた」と満足していない様子。チーム最多5安打の主将の1番・表は「自分の出塁が鍵になる」と表情を引き締めた。


習志野        明豊

   3 試合数    3

  15 得点    16

   6 失点     6

.286 打率  .248

   1 本塁打    0

  10 犠打飛    6

   3 盗塁     1

   4 失策     2


 ▽第2試合(13時半)

東邦   - 明石商

(愛知)   (兵庫)

7-2    4-3

筑陽学園   智弁和歌山

 東邦が投打とも上回る。本格派右腕・石川はスライダーなど変化球も切れ、計22回を投げて防御率0・82。完投は1回戦だけで、疲れはなさそうだ。打線は6番・長屋、7番・河合が打率5割台で、切れ目がなく、機動力もある。明石商は全3試合で370球を投げた2年生右腕・中森の奮闘が不可欠。打線は打率4割5分5厘で2本塁打の1番・来田、同じ打率の2番・水上を軸に2試合連続2桁安打と力はある。機動力を絡めて石川を揺さぶり、中森を早めに援護して競り合いたい。

AIの配球で打撃

 ○…東邦のエースで3番の石川は疲労を考慮して投球練習はせず、フリー打撃などに力を注いだ。準々決勝では5打数無安打に終わり、「力みがあったので、リラックスして打った」と修正を図った。選手たちは明石商の右腕・中森対策として、投手のデータを入力すればAIが配球を考えてくれる打撃マシンで打ち込んだ。主将でもある石川は「(中森は)外角が多いのでセンターから右へ打ちたい。来田君が乗っているので、しっかり抑えたい」と、投打にわたる活躍を誓った。

石川を警戒、対策

 ○…明石商は練習時間の半分をフリー打撃に充てた。東邦の右腕・石川を想定して140キロ前後に設定した直球やスライダーなどの打撃マシン5台、打撃投手2人の7カ所で打ち込んだ。準々決勝で2本塁打の1番・来田は「内角を攻められると思うが、しっかり打ち返したい」と意気込んだ。狭間監督は前夜に東邦の試合映像を見ていて「2時間も寝ていない」と明かし、「石川君は投げるごとに良くなっている。(甘い球を)1球で仕留められるかどうか」と対策を練っていた。


東邦        明石商

   3 試合数    3

  22 得点    24

   5 失点     8

.336 打率  .333

   1 本塁打    4

   4 犠打飛   10

  11 盗塁     3

   2 失策     3

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