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加藤浩子の「街歩き、オペラ歩き」

街に根づいて愛される「芸術都市」のオペラ御殿~バルセロナ、リセウ大劇場

リセウ大劇場

 芸術都市。

 バルセロナは、そう呼びたくなる街だ。

 もちろん、美術館から歴史的建築物まで「芸術」にあふれている街はたくさんある。けれどバルセロナでは、芸術作品が街と共存し、「生きている」印象を受ける。設計者のガウディが亡くなってなお建築中のサグラダ・ファミリア(聖家族)教会、バルセロナ出身のモンタネール(カタルーニャ語でムンタネー)が設計し、世界遺産に指定されているコンサートホールのカタルーニャ音楽堂、ガウディが設計したワンダーランドのようなグエル公園や集合住宅、ショッピングストリートに軒を並べるモダニスム建築……バルセロナでは、芸術が日常生活と溶け合っている。

 この地で産業革命が起きた19世紀半ば以降、バルセロナは経済的にも文化的にもイベリア半島をリードした。モンタネールやミロやモンポウはバルセロナで生まれ、ピカソやグラナドスはバルセロナで学んでいる。

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