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Country・Gentleman

2020年4月に亡くなった作家でナチュラリストのC・W・ニコルさんによるコラム。

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両陛下と森での思い出=C・W・ニコル

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アファンの森に咲くリュウキンカ=C.W.ニコル・アファンの森財団提供
アファンの森に咲くリュウキンカ=C.W.ニコル・アファンの森財団提供

 <カントリージェントルマン>

 私は昭和37(1962)年に初めて日本を訪れ、平成7(95)年に日本国籍を取得した。間もなく始まる新たな時代に、天皇陛下と皇后美智子さまがこの国に注いでこられた深い慈愛と知恵、平和へのお覚悟が受け継がれんことを願ってやまない。

 私が生まれたのは40年、第二次世界大戦下の英国だ。ウェールズの少年がその後、かつての敵国である日本で人生の大半を過ごし、ましてや日本国民になろうとは、誰も想像できなかっただろう。しかも、この外国生まれの日本人は、天皇、皇后両陛下とじっくりとお話しする機会に3度も恵まれたのだから。

 両陛下に初めてお目にかかったのは、2011年2月のことだ。雪の降る黒姫から上京し、皇居へと赴いた。お二人との話題は、森や野生生物のこと、そして虐待などで心身に傷を負った子供を対象とした私の財団の活動「心の森プロジェクト」などであった。

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