宇宙航空研究開発機構(JAXA)の小惑星探査機「はやぶさ2」が5日、小惑星リュウグウに金属の塊を発射しクレーターを作る実験に挑戦する。前例のない実験の主要な装置は、福島県内の地元企業が技術を結集し、試行錯誤して完成させた。社員らは3億キロ離れた一発勝負のミッション成功を待ち望む。
実験では探査機から切り離した衝突装置を起爆し、銅製の丸い板を発射すると同時に爆薬の力で球形に変形させ、秒速2キロの高速で小惑星にぶつける。開発で鍵となったのが、衝突装置内にあり爆薬を収める円すい形のステンレス製ケースと、その下部に取り付ける銅板との溶接だ。
「溶接は普通、二度と外れなくする作業。うまく外れるのを要求されることはめったになく、難しかった」。…
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