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はやぶさ2

探査機「はやぶさ2」がリュウグウで試料を採取して持ち帰る6年の旅を完遂。分析や次のミッションを解説。

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はやぶさ2の人工クレーター実験 装置には福島企業の技術結集

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衝突装置の銅板とステンレス製ケースの溶接部を示す溶接会社「東成イービー東北」の水野豊さん(左)と伊東博さん=福島県郡山市待池台1の同社で2019年3月27日、池田知広撮影
衝突装置の銅板とステンレス製ケースの溶接部を示す溶接会社「東成イービー東北」の水野豊さん(左)と伊東博さん=福島県郡山市待池台1の同社で2019年3月27日、池田知広撮影

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)の小惑星探査機「はやぶさ2」が5日、小惑星リュウグウに金属の塊を発射しクレーターを作る実験に挑戦する。前例のない実験の主要な装置は、福島県内の地元企業が技術を結集し、試行錯誤して完成させた。社員らは3億キロ離れた一発勝負のミッション成功を待ち望む。

 実験では探査機から切り離した衝突装置を起爆し、銅製の丸い板を発射すると同時に爆薬の力で球形に変形させ、秒速2キロの高速で小惑星にぶつける。開発で鍵となったのが、衝突装置内にあり爆薬を収める円すい形のステンレス製ケースと、その下部に取り付ける銅板との溶接だ。

 「溶接は普通、二度と外れなくする作業。うまく外れるのを要求されることはめったになく、難しかった」。郡山市の溶接会社「東成イービー東北」の堀田秀樹工場長(46)は振り返る。

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【はやぶさ2】

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