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JAXA派遣の男性社員 自殺は過労死認定 土浦労基署

JAXA筑波宇宙センターの看板=丸山博撮影

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)筑波宇宙センター(茨城県つくば市)で人工衛星の管制業務に就いていたエンジニアリング会社の男性社員が2016年に自殺したのは、長時間労働などが原因だったとして、土浦労働基準監督署が労災認定した。遺族と代理人弁護士が3日、記者会見して明らかにした。

 男性はつくば市の佐藤幸信さん(当時31歳)。地球上の温室効果ガスを観測する人工衛星「いぶき」の管制業務をJAXAから請け負っていた「宇宙技術開発」(東京都中野区)に勤務し、15年11月から筑波宇宙センターで日本上空を通過する衛星に指令を送る業務などを担当。16年10月に自宅で自殺した。

 代理人の川人博弁護士によると、佐藤さんは管制業務に就いてから、16時間半に及ぶ夜間勤務を月に7回程度こなし、月の残業が70時間を超えることもあった。仕事を巡って、上司に厳しく叱責されることもあったという。土浦労基署はこうした長時間労働や職場のあつれきが自殺の原因だと判断し、2日付で労災と認めた。

 宇宙技術開発の天本淳司副社長は「遺族におわびしたい。今回の件を厳しく受け止め、再発防止策を講じていきたい」と話した。JAXAは「発注者として改善すべき点があるかどうかを含め、状況把握に努めたい」としている。【大久保昂】

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