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記者の目

竹田JOC会長、退任表明 疑惑の全容解明が必要だ=田原和宏(東京運動部)

理事会後、取材に応じるため報道陣の前に姿を現した竹田恒和JOC会長=東京都渋谷区で2019年3月19日午後5時10分、梅村直承撮影

 2020年東京五輪・パラリンピック招致の立役者が、祭典を前に表舞台から姿を消すことになった。フランス司法当局から招致を巡る贈賄容疑で捜査を受けている日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長(71)だ。先月26日に国際オリンピック委員会(IOC)委員を辞任し、6月の任期満了でJOC会長を退任する。疑惑への対処のまずさなどを思えば退任はやむをえないが、官民一体の「オールジャパン」で勝ち取ったはずの招致の責任を竹田氏一人に背負わせるような幕引きに違和感も残る。

 「JOCの将来を思うと、次代を担う若いリーダーに託し、東京五輪を通じ、新しい時代を切り開いてもらうことが最もふさわしい」。竹田氏は先月19日のJOC理事会で退任を表明し、直後の取材に退任の理由をこう説明した。「不正はしていない」と改めて潔白を主張し、「引責」ではなく「任期満了に伴う世代交代」であると強調した。

 IOCは17年9月の総会で、竹田氏のIOC委員の70歳定年を東京五輪まで例外的に延長することを決めており、JOCも「選任時70歳未満」の役員の定年規定を改め、竹田氏の会長続投を認める方針だった。このタイミングで世代交代を持ち出されても説得力に欠け、海外メディアは当然のように疑惑と退任を結び付けた。「イメージ悪化に耐えられなかった」(仏ルモンド紙)、「決断は贈賄容疑の捜査に直面しているため」(米ニ…

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