東日本大震災で岩手県釜石市鵜住居(うのすまい)地区の小中学生約600人が率先して高台へ避難し津波から命を守った「釜石の奇跡」。その中心となった釜石東中の卒業生から初めて学校の先生が誕生した。3月に岩手大教育学部を卒業した及川真穂さん(22)。「子どもたちの命を守れる教員」を目指して一歩を踏み出した。
釜石市立甲子(かっし)小学校。及川さんは4日朝、2~6年生約220人が集まった同小体育館での着任式(紹介式)と始業式に臨んだ。2年2組の担任と紹介され、「まほ先生と呼んでくれたらうれしいです。みなさんと一緒に勉強や行事ができることが楽しみです」と笑顔で語りかけた。
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