メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

特集ワイド

日本語理解しない政治家現る 野田秀樹さん、左目で見た平成

=梅村直承撮影

 劇作家、演出家、役者として世界を駆け巡る野田秀樹さん(63)は平成元(1989)年、右目を失明した。「両目で昭和を、片目で平成を見てきました」と冗談めかして語る。平成の世は、その目にどう映ってきたのだろうか。【沢田石洋史】

 野田さんの代表作の一つに「贋作(にせさく) 桜の森の満開の下」がある。初演は、昭和天皇が逝去した1カ月後の89年2月。それ以前から書き進めてきたこの作品は古代天皇制の成り立ちについて、一つの異説を提示する。尊敬する坂口安吾(06~55年)の短編「夜長姫と耳男(みみお)」「桜の森の満開の下」を下敷きにしながら、安吾の歴史観も取り込んだという。あらすじはこうだ。

 「ヒダの王家」の王が、「ミロク」を彫ってもらうため、3人の名人を呼び出す。しかし、集まったのは、それぞれ名人を殺した主人公の「耳男」と山賊の「マナコ」、そして天智天皇治下の都からやって来て謀反をたくらむ「オオアマ」(大海人皇子)で、いずれもニセ名人だ。天智天皇の崩御後、耳男が完成させたミロク像を鬼門に置くと、門が開いて鬼が放たれ、壬申(じんしん)の乱が起きる。勝利したオオアマは天武天皇になり、王…

この記事は有料記事です。

残り3347文字(全文3840文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 木村花さん自宅から遺書 警視庁、自殺図ったとみて捜査 女子プロレスラー急死

  2. 「政権の終わりが見えた」支持率急落、自民主流派も首相を公然と批判

  3. 「アベノマスク着用」 中学校で配布プリントに記載、保護者に謝罪 埼玉・深谷

  4. 大阪モデル基準変更 吉村知事「誤解与えないため」、山中さん「信頼揺らぐ」

  5. 第2波で再び経済ストップ? 宣言解除後は「底をはい続けるL字形」との指摘も

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです