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論点

「移民社会」 海外の事例から

フランス歴史・人口統計学者 エルベ・ル・ブラーズ氏

 外国人労働者の受け入れを拡大する改正入管法が1日施行された。新たな在留資格を設け、これまで認められていなかった単純労働分野にも門戸が開かれた。移民・難民を巡ってきしむ欧州、受け入れ制度を改革した韓国、海外に多くの労働者を送り出してきたインドネシア。海外の事例から日本が参考にすべき教訓や課題は。

 フランスには長い移民の歴史がある。19世紀末に出生率の低さから労働力不足に悩まされ、外国人労働者を受け入れた。第一次世界大戦後には戦争で失われた労働力を補うためにポーランドやユーゴスラビアなどからの移民を、第二次世界大戦後にはポルトガルなど西欧からの移民を受け入れた。その後は、北アフリカのアルジェリアなど旧植民地からの移民が中心となった。

 欧州においてはかつて、外国人労働者側も受け入れ国側も、資金を稼いだら帰国する一時的な滞在を想定していた。だが、1970年代のオイルショックを境に外国人労働者らは母国から家族を呼び寄せ、とどまることを望んだ。

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