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Photo 医療の未来、つなぐ

倉庫内で機械によって引き上げられるDNAが入ったチューブ=東京都港区の東京大医科学研究所で、丸山博撮影

 びっしりと並ぶ透明な液体が入った細いチューブが、機械で引き上げられ運ばれていく。中身は人の血液から取り出したDNA(デオキシリボ核酸)で、個人の遺伝情報が詰まっている。人間は、この遺伝情報のほんのわずかな違いにより、顔や体形、病気のかかりやすさなどに差が出る。

 東京大医科学研究所にある「バイオバンク・ジャパン(BBJ)」。肺がんや乳がん、心筋梗塞(こうそく)、糖尿病など51疾患の患者27万人分の試料と情報が保管されている。DNAだけでなく、血清や診療情報、生活習慣情報なども。研究資源として大学や企業などの研究者に提供される。

 2003年に始まった世界最大規模のリーディングプロジェクトで、毎年10億円以上の国費を投入。「将来の医療のため」と同意した患者の試料や個人情報を、昨年3月までに全国約70病院からバンクに集めた。

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