民兵組織「リビア国民軍」、暫定政権拠点の首都トリポリへ進軍 リビア内戦再開の懸念

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民兵組織「リビア国民軍」から押収した武装車両を点検するシラージュ暫定政権軍の兵士=トリポリ西郊で5日、ロイター
民兵組織「リビア国民軍」から押収した武装車両を点検するシラージュ暫定政権軍の兵士=トリポリ西郊で5日、ロイター

 【カイロ篠田航一】国家の東西分裂状態が続くリビアで、東部を拠点とするハフタル将軍の率いる民兵組織「リビア国民軍」が、シラージュ暫定政権が拠点とする西部の首都トリポリに向けて進軍している。既にトリポリ郊外で散発的な衝突が起きたとの情報もあり、内戦再開への懸念が高まっている。ロイター通信によると、国連安全保障理事会は5日、緊急会合を開き、あらゆる部隊に軍事活動の段階的縮小、停止を呼びかけた。

 現地からの報道によると、ハフタル氏は今月に入り「テロリスト掃討のため」として部隊にトリポリへの進軍を命令。これに対しシラージュ氏は「あらゆる脅威に備える」との声明を出し、傘下の部隊がトリポリに集結しているという。ハフタル氏とシラージュ氏は2月下旬にアラブ首長国連邦(UAE)で会談し、将来のリビア統一構想を協議したばかりで、ハフタル氏による突然のトリポリ進軍の真意は不明だ。

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