福岡知事選 「麻生氏のオウンゴール」 自民推薦候補惨敗、忖度発言も響く

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敗戦が濃厚になった武内和久さん(右)と握手する麻生太郎副総理兼財務相=福岡市博多区で2019年4月7日午後8時15分、矢頭智剛撮影
敗戦が濃厚になった武内和久さん(右)と握手する麻生太郎副総理兼財務相=福岡市博多区で2019年4月7日午後8時15分、矢頭智剛撮影

 福岡県知事選は、3選を目指した現職の小川洋さん(69)が、元厚生労働官僚で新人の武内和久さん(47)を大差で破り、波乱続きとなった保守分裂の戦いを制した。自民党は武内さんを推薦したが、党の大物OBが小川さん支援に回り、県選出衆院議員の過半数が「造反」。終盤には下関北九州道路を巡る塚田一郎元副国土交通相の「忖度(そんたく)」発言で与党への批判も強まる中、惨敗を喫した。

 「ビジョンや政策をしっかり伝えきれなかった。力及ばず本当に申し訳ない」。7日夜、福岡市内のホテルに姿を現した武内さんは深々と頭を下げた。武内さんの擁立を主導した麻生太郎副総理兼財務相もマイクを握り「極めていい候補だった。我々の力不足。皆さんの期待、力に応えられなかった」と擁護した。支援した高島宗一郎・福岡市長の姿はなかった。

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