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週刊サラダぼうる・山田祐一郎

つるつる道をゆく ぐらぐら地獄炊き

手延べゆえ麺の太さは製麺所によって異なる=山田祐一郎さん提供

 「地獄炊き」--。なんて恐ろしい響きなんだろう。そして、それが料理の名前であると知って驚いた。地獄炊きとは、長崎県の西方に浮かぶ五島に伝わる郷土料理のことだ。

 五島は大小約150の島々の総称で、五島列島とも言われる。遣唐使の時代、西暦でいうと630年から890年ごろにかけて、遣唐使船の寄港地だった。遣唐使が大陸で学んだ麺の製法を五島の住民に伝え、それが1000年以上たった今も脈々と受け継がれているのが「五島手延(てのべ)うどん」なのだという。このうどんを楽しむための料理が地獄炊きだ。

 五島手延うどんは乾麺で、五島の中でも北東に位置する上五島で主に作られている。上五島には今でも大小3…

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