メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

日本絵画の二○○年展

江戸・明治 換骨奪胎、変革期の熱 岡山

伊藤若冲「花卉双鶏図」江戸中期(18世紀)、個人蔵

 日本美術がブームと言われる昨今、その魅力を伝える展覧会が、さまざまな角度や視点で企画されている。岡山県立美術館(岡山市北区)で開催中の「江戸の奇跡・明治の輝き 日本絵画の二〇〇年」展もその一つだ。

 会場に並ぶのは、1716(享保元)年から1918(大正7)年までの185件。享保の改革で社会の変化に加速度がつき、幕末から維新を経て国が大きく変わった時代。新たなエネルギーが胎動し、多彩な才能が花開いた。本展では、それらが主役だ。江戸の部に、狩野派や土佐派など室町以来の伝統をくむ作品群は含まれない。そこに企画の意図が見える。

 「奇想の画家」として今、絶大な人気を誇る伊藤若冲(じゃくちゅう)や曾我蕭白(しょうはく)。写生を重んじ、後進に影響を与えた円山応挙。中国にならいながらも独自の文人画をものにした与謝蕪村や池大雅。会場を巡ると、おのおのが強い個性を放ちつつも時代の空気を同じくする熱気を感じる。空気とは主に表現の土壌だ。いずれも伝統的な画技をベースに多彩な要素を取り込みながら、驚くべき個性を発揮した。

この記事は有料記事です。

残り482文字(全文937文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 増田貴久 テレ東ドラマ初主演「うれしすぎてプチパニックに」 「レンタルなんもしない人」で

  2. 新型肺炎 国内で新たに2人感染確認 奈良在住男性は武漢渡航歴なし、人から人への感染か

  3. 京都市長選 現職支持団体が「共産党『NO』」広告 著名人の顔写真、許可なく掲載も

  4. MX番組担当者が自殺か 賞品ランボルギーニ未譲渡 「迷惑かけた」メモ

  5. 桜を見る会 地元で幅広い募集 麻生氏の首相時代は?「あ、り、ま、せ、ん」予算委答弁

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです