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新紙幣 レガシー狙う 「令和」と相乗、政権思惑

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戦後の主な紙幣の変遷
戦後の主な紙幣の変遷

 紙幣の図柄が20年ぶりに刷新される。新たな肖像画に渋沢栄一ら明治以降の文化人を採用し、世界初の偽造防止技術も導入した「ハイテク紙幣」となる。新元号「令和」に続く紙幣の全面刷新公表について政府は「偶然」を強調するが、新たな時代を祝う機運に弾みをつけ、政権の成果にしたい安倍政権の思惑もにじんでいる。

 「新たな産業育成、女性活躍、科学技術の発展など現代にも通じる諸課題に尽力しており、新元号の下での新しい日本銀行券(紙幣)にふさわしい人物と考えている」。麻生太郎財務相は9日の閣議後記者会見で、明治から昭和の産業界をけん引した渋沢栄一ら3人を新紙幣の肖像画に選んだ判断に自信を見せた。

 新紙幣の肖像画の決定権は財務相にある。麻生氏は渋沢らを肖像画に選ぶことについて安倍晋三首相に事前報告をしたが、首相から特に異論は出ず、関係者によると「麻生氏の意向がそのまま実現した」という。

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