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動物病院奮闘記 児童書に 熊本地震時、ペット同伴被災者1500組受け入れ

出版した児童書を手にする徳田竜之介さんとセラピー犬の吾郎=熊本市中央区の竜之介動物病院で2019年4月4日午後2時44分、清水晃平撮影

 2016年4月の熊本地震後、ペットを連れて避難した被災者延べ1500組を受け入れた動物病院の院長、徳田竜之介さん(57)の奮闘を描いた児童書が10日、出版された。「ペットを救うことで、飼い主の心も救える」と語る徳田さん。地震から3年の節目を前に、災害時のペット同伴避難の必要性を訴えている。

 獣医師の徳田さんが院長の竜之介動物病院(熊本市中央区)は、16年4月14日の前震直後から被災したペットや飼い主の自主避難を受け入れ、24日間にわたり「ペット同伴避難所」を運営。自治体の指定避難所で同伴を拒否されたり、鳴き声や衛生面でトラブルとなり避難所を追われたりしたペット連れの被災者にとって貴重な受け皿となった。

 同書では、次々と運び込まれる傷付いたペットを混乱の中で治療した当時の状況や避難所運営の苦労、甚大な被害を受けた熊本県益城(ましき)町での訪問診療の現場を紹介。作中の挿絵は当時の写真や実際の登場人物を基にした。「動物と共生する未来を担う子供たちに読んでほしい」と、小学生でも読めるよう全漢字に読み仮名を振った。

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