共同開発の小野薬品への失望隠さず 本庶氏・オプジーボ特許使用料で会見

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治療薬の特許について記者会見する本庶佑・京都大特別教授=京都市左京区で2019年4月10日午後4時57分、川平愛撮影
治療薬の特許について記者会見する本庶佑・京都大特別教授=京都市左京区で2019年4月10日午後4時57分、川平愛撮影

 「研究者をだましたり、不正確な説明をされたりするとは想定もしていなかった」。ノーベル医学生理学賞を受賞した本庶佑(ほんじょたすく)・京都大特別教授が10日、異例の記者会見に踏み切った。会見は約2時間に及び、本庶氏はがん免疫治療薬「オプジーボ」を共同開発した小野薬品工業(大阪市)への失望を隠さなかった。

 午後3時半過ぎ、京都市内の会見場に険しい表情で姿を見せた本庶氏。約40年前から同社と共同研究を続けてきた信頼関係が崩れたと訴えた。

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