究極の「目」、視力300万の解像力 電波望遠鏡6カ所連携 ブラックホール初撮影

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 強い重力で周囲の時間と空間をゆがめ、光をも吸い込む宇宙の「黒い穴」を人類が初めて目にした。アインシュタインの一般相対性理論で予言されたブラックホールの存在が直接的に確認され、物理学と天文学の歴史に残る第一級の成果。国際協力で電波望遠鏡を連携させ、人間の視力なら「300万」という究極の「目」で実現した成果に、記者会見に臨んだ研究者らは胸を張った。【斎藤有香、須田桃子】

 ブラックホールの撮影が難しかったのは、自ら光や電波を発しない上、地球からの距離が遠く、みかけの大きさが非常に小さいからだ。国際チームは複数の電波望遠鏡の連携で地球規模の巨大アンテナと同等の能力とする技術「VLBI(超長基線電波干渉計)」で、人間なら「視力300万」の解像力を達成し、ブラックホール周辺を精細に観測した。

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