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歌で「故郷」届ける 在日コリアン半生記 /大阪

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「歌は分断を越えて」のモデルになったソプラノ歌手の金桂仙さん=大阪市北区で、高村洋一撮影
「歌は分断を越えて」のモデルになったソプラノ歌手の金桂仙さん=大阪市北区で、高村洋一撮影

 日韓両国を舞台に歌うソプラノ歌手、金(キム)桂仙(ケソン)さん(69)、大阪市淀川区=の波乱に満ちた半生記が「歌は分断を越えて」の題で新泉社から出版された。著者は阪南大国際コミュニケーション学部准教授の坪井兵輔さん(47)。金さんが生きてきた時代背景も盛り込んだ。「大阪生まれのメード・イン・ジャパン、キム・ケソンです。歌で『故郷』を届けたいと願っています」。金さん得意の明るいステージあいさつを紹介して締めくくっている。

 金さんは吹田市出身。韓国慶尚北道出身の両親の希望で民族の言葉と文化を学んだ。高校卒業後は民族音楽団体に入り、歌で頭角を現す。しかし、韓国籍だったことから東ドイツでの祭典で歌う機会を逃すなど、祖国分断のせいで再三悔しい思いをしたことを本書は明かす。

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