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点字の周りで

見えない・見えにくい人にとって、社会は少しずつ暮らしやすくなっている面もあります。毎日新聞社が発行する国内唯一の週刊点字新聞「点字毎日」の記者が、機器や便利グッズ、福祉制度の紹介と共に視覚障害の世界を解説します。

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視覚障害の世界 盲導犬による介助 特別な訓練受けて付き添い

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盲導犬候補の犬と訓練で歩く桑木雄介さん=大阪府内で2017年
盲導犬候補の犬と訓練で歩く桑木雄介さん=大阪府内で2017年

 盲導犬は視覚障害者に付き添って歩き、障害物を避けたり、段差などがあることを立ち止まって知らせたりします。日本盲人社会福祉施設協議会(東京都)によると全国で1000匹弱が活躍しています。4月の最終水曜日は盲導犬への理解促進を呼び掛ける「国際盲導犬の日」。今年は24日です。

 盲導犬は特別な訓練を受けており、ペットではありません。聴導犬や介助犬と同じ補助犬です。身体障害者補助犬法は、公共の施設や交通機関、ホテルなどにも補助犬の受け入れを義務付けています。

 それでも同伴を断られることが残念ながらあります。新潟市に住む全盲の岩崎深雪さん(74)は飲食店で断られかけました。「一度接してもらえば、迷惑をかけないことが分かるはず」。そう考えた岩崎さんは、電話だけではなく、店に出向いて説明し、理解をしてもらいました。岩崎さんは盲導犬を使ってから「外出に積極的になった」と話しています。

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