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2・26事件・安藤大尉の遺品を寄贈 遺族が鈴木貫太郎記念館に 千葉

安藤日出雄さん(右)から寄贈品の目録を受け取る鈴木有市長。2・26事件で使われた軍刀や外とうが並ぶ=野田市役所で11日午後1時5分、橋口正撮影
2・26事件の際に身につけていたとされる安藤大尉の眼鏡や外とう、軍刀=野田市役所で11日午後、橋口正撮影

 1936年に旧日本陸軍将校ら1500人が起こした2・26事件の実行部隊の指揮官だった安藤輝三大尉の遺族が鈴木貫太郎記念館(千葉県野田市関宿町)に軍服や軍刀など20点を寄贈した。同館は襲撃された当時侍従長だった鈴木貫太郎元首相の遺品などを所蔵しており、2年後をめどに企画展を開く予定という。

     11日に同市役所で寄贈式があり、次男の日出雄さん(83)が鈴木有市長に目録を手渡した。寄贈品も並べられ、襲撃時に着用していたとみられる外とうや黒縁の眼鏡、拠点となった料亭「幸楽」のマッチ、元首相にとどめを刺そうと手にした軍刀などがあった。安藤大尉はタカ夫人に懇願されて思いとどまり、元首相は命を救われた。直後に自決を図ったものの失敗し、36年7月12日に死刑が執行された。

     日出雄さんは「このままでは散逸するので、歴史の中であったことについて残してもらえれば」と話した。鈴木市長は「貴重な歴史資料の重みを受け止め、後世にしっかり伝えていくため保存、研究をして、展示などで活用したい」と応じた。

     寄贈に当たって、同市記念館は鈴木元首相の遺族からも事前に意見を聞き、「両者の立場の違いから発生した事件と認識している」と理解を得られたという。鈴木元首相も自伝で安藤大尉について「可愛い青年将校」「気の毒千万に思う」と記している。【橋口正】

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