威圧的な指導「仕方ない」2割 名古屋市教委・特別支援学校の教員調査
毎日新聞
2019/4/12 06:00(最終更新 4/12 06:00)
有料記事
920文字
- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷
名古屋市内の特別支援学校の教職員約500人のうち、約2割が生徒指導での威圧的な言動を「仕方がない」と思っていることが判明した。市教育委員会が11日、アンケート結果を発表した。市教委は「人権意識が希薄になっている」として、弁護士など外部の専門家をアドバイザーとして学校に派遣する制度を5月から始める。
昨年9月、市立天白養護学校の男性教諭(60)=今年3月に定年退職=が高等部3年だった男性の足を蹴るなどした暴行事件が発覚したのを受け、市教委が1月、市立養護学校5校(分校含む)の教職員496人にアンケートをした。
生徒指導で「威圧的な言動をすることを仕方がないと思うか」の設問に対し、「そう思う」が3%、「どちらかといえばそう思う」が18%だった。市教委は「子どもの特性や情緒の不安定さによる危険行為を抑止するには致し方ないと、教職員が捉えている実態がある」と分析している。
この記事は有料記事です。
残り532文字(全文920文字)