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群馬百湯

/85 伊香保温泉・「塚越屋七兵衛」(渋川市) 伝統守る、夢二の定宿 /群馬

 かつて、与謝野晶子や徳冨蘆花ら多くの文人に愛された伊香保温泉。美人画で明治末から昭和初期にかけて人気を集めた画家、竹久夢二(1884~1934年)が定宿にしていたのが老舗旅館「塚越屋七兵衛」だ。

 フロントの壁には、夢二が旅館に寄贈した作品が飾られている。ブランコに乗る少女を描いたものだが、通常の夢二の画風とは違い、あっさりしてどこか懐かしい印象を与える。おかみで社長の塚越左知子さん(52)によると「かつては伊香保御用邸があり、財界人も数多く訪れた関係から、文化人を育てる雰囲気があったと聞いている」という。

 旅館の歴史は古い。幕末の1864(文久4、元治元)年、伊香保の石段街両脇の温泉宿の一角に、塚越七平が旅人宿を創業。伊香保大火を乗り越え、1940(昭和15)年には、5代目に、日銀総裁や蔵相、首相を歴任した高橋是清(1854~1936年)の末娘が嫁いできた。43(昭和18)年に陸軍病院に接収され一時廃業したが、45(昭和20)年の終戦と同時に再び営業を始めた。

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