ゲノム編集

受精卵、法規制 政府検討、臨床応用防ぐ

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 政府は遺伝子を効率よく操作できるゲノム編集技術について、ヒトの受精卵の遺伝子を改変して母胎に戻す臨床応用を防ぐ法規制の検討に入った。これまで研究指針で規制する方針だったが、中国の研究者が昨秋、遺伝子を改変した受精卵を使い双子を誕生させたことを問題視。同様の事態が国内であれば安全性や倫理面で懸念が大きく、研究開発が遅れかねないとして方針を転換し、罰則を含む防止措置が必要と判断した。

 日本には現在、ヒト受精卵の遺伝子改変を禁止する法律はない。今月施行した国の指針で、不妊治療に役立てる目的に限り受精卵にゲノム編集を用いる基礎研究を容認した。遺伝子改変した受精卵を子宮に移植する臨床研究は別の指針で禁じているが、罰則はなく、医療目的で実施すれば指針の対象にならないなど抜け穴が指摘されてきた。

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