安倍政権

被災地を重視? 閣僚、相次ぐ失言 首相は「全員が復興相」

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 安倍晋三首相は2012年末の第2次安倍政権発足当初から「閣僚全員が復興相」と繰り返し、東日本大震災の復興を重視する姿勢を打ち出してきた。しかし、復興を巡る閣僚の失言は11日に辞任に追い込まれた桜田義孝前五輪担当相にとどまらない。相次ぐ失言で首相の「復興重視」の本気度にも疑問符が付きかねない状況に陥っている。(2面に「追跡」)

 「この機会に全ての閣僚が復興相だとの認識を再確認し、東北の復興に全力で当たっていく」。首相は11日、首相官邸で桜田氏の後任人事を発表した際、こう強調した。「閣僚全員が復興相」は第2次内閣発足以降、組閣のたびに言及するキャッチフレーズ。首相自身、東北3県の被災地視察を繰り返す。

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