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復興の陰で

熊本地震3年/上 仮設、進む自治会解散 退去・高齢化、団地集約の動きも

 「お変わりなかですか。こん前は立ち上がるとに4時間ばかし、かかったて聞いたばってんが」

 ある水曜日の午後4時過ぎ、熊本県御船町のふれあい広場第1仮設団地に前自治会長、本田洋一さん(82)の声が響いた。22戸ある団地だが現在入居しているのは11戸。過半数の6戸が70~90代の1人暮らしで、そのうち自炊が難しい4人に週1回、町社会福祉協議会から弁当を届け、安否確認もしている。

 本田さんが声をかけたのは、仏壇の前で膝をついたら立てなくなり4時間そのままの姿勢だったと漏らしていた女性。本田さんは昨年11月、仮設を退去して地震前に住んでいた町営住宅に戻った。新たな自治会長のなり手がおらず自治会は解散したが、仮設に残った高齢者のことが心配で自治会長時代からの弁当配りを続けている。

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