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エルサレムの「最後の晩餐の部屋」、デジタル加工で当時の姿再現

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 4月11日、エルサレムにある、キリストが最後の晩餐をしたとして信者に崇拝されている石造りの広間が、最新技術を使ったデジタル加工により、当時の姿をよみがえらせた。提供写真。Courtesy SCIENCE AND TECHNOLOGY IN ARCHAEOLOGY AND CULTURE RESEARCH CENTER, THE CYPRUS INSTITUTE via REUTERS.(2019年 ロイター) 拡大
 4月11日、エルサレムにある、キリストが最後の晩餐をしたとして信者に崇拝されている石造りの広間が、最新技術を使ったデジタル加工により、当時の姿をよみがえらせた。提供写真。Courtesy SCIENCE AND TECHNOLOGY IN ARCHAEOLOGY AND CULTURE RESEARCH CENTER, THE CYPRUS INSTITUTE via REUTERS.(2019年 ロイター)

 [エルサレム 11日 ロイター] - エルサレムにある、キリストが最後の晩餐をしたとして信者に崇拝されている石造りの広間が、最新技術を使ったデジタル加工により、当時の姿をよみがえらせた。

 城壁に囲まれたエルサレム旧市街近く、「シオンの山」にある「最後の晩餐の部屋」は老朽化で表面がすり減っている上、照明が暗いため研究に困難をきたしている。そこで、イスラエルや欧州の研究機関の考古学者らが、レーザースキャナーや高度な写真撮影技術を利用し、部屋の詳細な3Dモデルを作成。確認しづらくなっていた芸術品などを再現した。

 このプロジェクトは2016年に開始した。イスラエル考古学庁のAmit Re'em氏は「エルサレムの最も聖なる場所の1つでこの技術を使うことができた。飛躍的な進歩だ」と述べた。

 同氏はキリストを象徴する「神の子羊」や「ユダの獅子」のレリーフを指して「この部屋はメッセージとして、キリストが救世主で、勝者でありいけにえであったことを伝えている。そして獅子は、ダビデ王家時代の象徴だ」と説明した。

 この部屋で実際に最後の晩餐が行われたかどうかは、学者の間で見解が分かれている。

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