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世界の雑記帳

宇宙空間における細胞レベルでの変化、飛行士の双子で研究

 4月11日、米国で生まれた一卵性双生児の一方が飛行士として宇宙空間を経験していた間に、生物的変化が生じたものの、地球に戻ってからはほぼ通常の状態に戻ったことが、11日公表された研究結果で分かった。写真は双子のスコット・ケリー氏(右)とマーク・ケリー氏。2015年3月26日、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地で撮影(2019年 ロイター/)

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 [コロラドスプリングス(米コロラド州) 11日 ロイター] - 米国で生まれた一卵性双生児の一方が飛行士として宇宙空間を経験していた間に、生物的変化が生じたものの、地球に戻ってからはほぼ通常の状態に戻ったことが、11日公表された研究結果で分かった。宇宙飛行が人体に及ぼす影響についてのさらなる理解につながりそうだ。

     今回の研究は、スコット・ケリー氏とマーク・ケリー氏の双子の兄弟に関するもの。スコット氏は340日間、国際宇宙ステーションに滞在し、この間にマーク氏は地球にとどまった。2人とも米航空宇宙局(NASA)の元飛行士。

     科学者らによると、スコット氏は飛行中、頸動脈と網膜の肥厚、体重減少、腸微生物の変化、認識能力の低下、DNAの損傷、遺伝子発現の変化を経験し、テロメアと呼ばれる染色体末端部位が長くなった。

     地球に戻ると、テロメアは急速に短くなり、一部は消失したという。これらは細胞の健康状態において通常、ネガティブとされる。

     科学者らは、スコット氏の細胞が宇宙で経験した変化の大半が、地球帰還の半年後に通常に戻ったと指摘した。ただ、免疫システムやDNA修復に関するごく一部の変化は元に戻らなかったといい、宇宙飛行による細胞レベルでの影響が継続する可能性が示唆された。

     原因としては、宇宙放射線や無重力状態など5つの影響が考えられている。

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