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第79期名人戦

渡辺明名人に斎藤慎太郎八段が初挑戦する第79期名人戦を特集します。棋譜中継は「棋譜・対局結果」からご覧いただけます。

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第77期名人戦A級順位戦 三浦弘行九段-稲葉陽八段 第43局の6

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三浦、勝って残留

 ずっと稲葉がよかったはずだ。しかし三浦の攻めは手厚く、簡単には振りほどけない。「ギリギリだと思っていました」と三浦。銀に当てつつ桂を跳ね、[先]4五桂打と重ね打ちして金を狙う。稲葉は小さくうなり駒台に手を伸ばしたが、勢い余って歩を落としてしまった。拾い上げ、ため息交じりで[後]4四歩と打つ。

 残り15分。三浦は[先]5三銀~[先]5六金と寄せの足場を築きつつ竜を追い、気合を入れなおすように頬をたたいた。稲葉は荒々しく顔を拭い、盤に向き直る。畳に突き立てた拳が赤黒くなっていた。稲葉は[後]3二桂と4四の地点を補強したが、[後]3六桂と詰めろをかける一手だった。以下[先]4四角[後]3二玉[先]2八歩に[後]4八桂成[先]同銀[後]7九竜と迫る。厳密にいえば[先]5九桂と打って先手が残し…

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