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女の気持ち

子薬 山口県宇部市・金田信子(83歳)

 48年前、父の入院で週1回、母と交代で病院に通った。夜中、看護婦詰め所に痛み止め注射を頼みに行く。「まだ早いよ。我慢してください」。暗い廊下で流す涙。父の顔が見られなかった。そんな私は患者仲間から「子供の子薬じゃあ」と呼ばれた。

 95歳の母の呼び出しで古里に行く。「忙しいのにすまんな。こねえな体になり痛むのは亡き夫を大事にせんじゃった罰。痛みが分からず、優しくなかった」

 やせ細った体の湿布薬を貼り替えながら愚痴を聞く。食べられんようになったと言いながら持参のおはぎを口…

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