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北の至宝

道内の文化財を訪ねて チャシコツ岬上遺跡(斜里) 崖の上に構えた集落 オホーツク文化、激変期 /北海道

 世界自然遺産・知床の玄関口に当たる斜里町ウトロ港に、亀のような形をした岬が突き出している。それが2月、国の史跡に指定されたオホーツク文化の集落跡「チャシコツ岬上(みさきうえ)遺跡」だ。標高55メートルの断崖絶壁の上に、オホーツク人が暮らした31基もの竪穴住居跡がある。真下は海。水場はやや遠く、井戸が掘られた形跡もない。約1200年前、水や食料を手に入れるのも、沖に出るのも不便な岬になぜ集落が造られたのか。海の向こうから近づく「異文化集団」に備え、崖の上に造られたことをうかがわせる。【本間浩昭】

 2013~17年に斜里町立知床博物館による調査が行われた。直下は切り絶った崖で、作業員はベルトに命綱を着けて発掘に当たった。火災に遭った5号住居跡からはヒグマの骨を積み上げた祭壇、魚や獣の骨、鯨骨で作ったおの、土器、炭化したドングリやオニグルミなども出土した。

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