メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

今週の本棚・本と人

『山海記』 著者・佐伯一麦さん

佐伯一麦さん=棚部秀行撮影

 ◆著者・佐伯一麦(さえき・かずみ)さん

 (講談社・2160円)

人の営みたどる再生の物語

 東日本大震災を経験した仙台在住の「彼」が、同じ年に水害に見舞われた紀伊半島の山中を路線バスで旅する。友人の自死や震災の記憶を胸に、山と海に刻まれた人々の営みをたどる静謐(せいひつ)な私小説、再生の物語だ。全長166・9キロ。「彼」は奈良と和歌山を一般道で南北に結ぶ「日本最長の路線バス」の北の起点から、奈良県十津川村へ向かう。

 「地元の人たちの生活路線です。それぞれに生活している人と乗り合わせるバスの空間は、東北を離れ、少し…

この記事は有料記事です。

残り726文字(全文984文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 「いじめられていないんやな」前校長が「否定迫る」 神戸の教諭訴え

  2. 名阪国道、奈良知事が異例の有料化要望 トラック流入で事故や渋滞多発

  3. 元「KAT-TUN」田口被告捜索動画 厚労省がテレビ制作会社に提供

  4. TBS、やらせあった「消えた天才」「クレイジージャーニー」放送終了

  5. 40代後半「就職氷河期」支援なぜダメなの? 非正規、若年層より多いのに

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです