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『山海記』 著者・佐伯一麦さん

佐伯一麦さん=棚部秀行撮影

 ◆著者・佐伯一麦(さえき・かずみ)さん

 (講談社・2160円)

人の営みたどる再生の物語

 東日本大震災を経験した仙台在住の「彼」が、同じ年に水害に見舞われた紀伊半島の山中を路線バスで旅する。友人の自死や震災の記憶を胸に、山と海に刻まれた人々の営みをたどる静謐(せいひつ)な私小説、再生の物語だ。全長166・9キロ。「彼」は奈良と和歌山を一般道で南北に結ぶ「日本最長の路線バス」の北の起点から、奈良県十津川村へ向かう。

 「地元の人たちの生活路線です。それぞれに生活している人と乗り合わせるバスの空間は、東北を離れ、少しずつ日常や過去を取り戻す場所につながったように思います」

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