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2度の最大震度7を観測した熊本地震から3年の14日、熊本県内の被災地では、犠牲者の生前を知る人たちが在りし日をしのんだ。
2度目の最大震度7を観測した2016年4月16日の本震で複数のアパートが倒壊し、東海大阿蘇キャンパスの学生だった脇志朋弥(しほみ)さん(当時21歳)と大野睦(りく)さん(同20歳)、清田啓介さん(同18歳)が亡くなった熊本県南阿蘇村では、朝から後輩の学生らがアパート跡に花を手向けた。
同大4年の茨木信人(まさと)さん(21)は母洋美さん(58)と共に手を合わせ、先輩たちを悼んだ。特に顔見知りだった大野さんには入学したばかりの頃、優しく接してくれたことに感謝し、卒業後は九州で就職して復興に貢献する決意を伝えたという。洋美さんは「子を持つ親として、ご遺族の悲しみは痛いほど分かる。地震を風化させてはいけない」と話した。
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