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堺市長政治資金記載漏れ 新たに1億円発覚、2億3500万円に

記者からの質問に答える竹山修身市長=堺市堺区の同市役所で2019年4月15日午後4時13分、矢追健介撮影
報道陣の質問に答える竹山修身市長=堺市堺区の同市役所で2019年4月15日午後4時13分、矢追健介撮影

 堺市の竹山修身市長は15日、2012~17年の6年間で計約1億3500万円が政治資金収支報告書に記載されていなかった問題で、15~17年にさらに計約1億円の不記載があったと明らかにした。6年間で収入約1億2000万円、支出約1億1500万円が不記載で、市長の政治責任を問う声が高まるのは必至だ。

 多額の寄付の記載漏れが2月に発覚して以来、「竹山おさみ連合後援会」や個人の資金管理団体、選挙時の確認団体の政治資金収支報告書に不適切な処理が次々判明。竹山市長は3月、訂正した報告書を作成したが、直後に開かれた議員総会で数多くの誤りや疑念を指摘されたため、改めて修正版を作り、この日、市議会に提出した。

 直近3年で約1億円の不記載が新たに発覚したが、主な原因は団体間寄付の記載漏れと、政治資金パーティー収入の過小記載だった。17年7月のパーティー収入は当初は850万円だったが、3月の訂正で約1800万円、今回の再訂正で約3400万円と4倍に増えた。竹山市長は「振り込みの通知書を管理していたが、漏れが多かった」とし、会計事務のずさんさが改めて浮き彫りになった。

 市議会(定数48)は23日に改めて議員総会を開き、集中質疑を行う。7日投開票の統一地方選で、竹山市長と対立する大阪維新の会は出馬した18人全員が当選。所属議員が5月から5人増え、圧力を強める。選挙中に「市長をかばった」と批判された議員もいるといい、他会派からは「辞職は免れない」とする声も出ている。

 竹山市長は「市民に深くおわびする。説明責任を果たしたい」と謝罪する一方、「私的流用はありえない」として、辞任しない意向を改めて示した。

 一方、維新代表の松井一郎大阪市長は「潔く認めて出処進退を明らかにすべきだ。単なるミスではすまない」と記者団の取材に答え、夏の参院選に合わせて市長選が行われるよう、時機をはかって辞職するべきだとした。【矢追健介】

竹山市長を巡る一連の経過

<2019年>

2月6、7日

 「竹山おさみ連合後援会」の政治資金収支報告書に、17年の寄付金計615万円や13年のパーティー券収入などの不記載が発覚

2月12日

 市議会定例会で緊急質問。新たに16年のパーティー収入の記載漏れも発覚

2月13日

 後援会が14~15年に開いた3回の会費制催しの収入漏れが判明

2月28日

 市民が政治資金規正法違反の疑いで竹山市長と会計担当の妻、次女の3人の告発状を大阪地検特捜部に提出

3月8~11日

 竹山市長が後援会などの訂正した収支報告書を公表。12~17年で約1億3500万円が不記載

3月12日

 市議会が議員総会で集中質疑。竹山市長は辞職を否定。

3月14日

 維新会派の不信任決議案が否決され、他会派の問責決議案が可決。真相究明のため、竹山市長に再調査を求める

4月15日

 竹山市長が再訂正した報告書を公表。15~17年で新たに約1億円の不記載があり、計約2億3500万円に

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