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原爆ドームを描き続けた画家の原広司(はら・ひろし)さんが14日、悪性中皮腫のため死去した。
「核兵器がある限り世界は平和ではない。そのことを身をもって訴えるドームの心を描かなくては」。原さんは30年以上、夏の日も冬の日も原爆ドームを色紙に描き続けた。
足腰が弱る数年前まで広島平和記念公園を毎日のように訪れ、そばを流れる元安川の水で絵の具を溶いた。絵には自身の思いも刻んだ。核兵器禁止条約採択の動きに反対する日本政府に憤り、2016年8月に描いた色紙に「あの日から71年過ぎたれどドームの祈願世界に…
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