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ウッズ「これ以上のドラマない」 史上2位の年長記録でグリーンジャケットに袖

グリーンジャケットに身を包み笑顔のタイガーウッズ=米オーガスタで2019年4月14日、AP

◇マスターズ・トーナメント(14日・米オーガスタ)

 最終18番、ウッズは優勝を決めるパットを沈めると、一呼吸置いてから、両手を上げ、白い歯を見せた。「パットが入った瞬間、自分でもどうしたか覚えていないんだ。この勝利はこれまでの優勝の中で一番大きい。これ以上のドラマはない」

 ニクラス(米国)の46歳に次ぐ史上2番目の年長記録でマスターズ優勝。43歳と少し年を取ったウッズは右手拳を下から上へと突き上げる豪快なガッツポーズを見せることはなく、幸せをかみしめるようにして、復活を待ちわびたファンと喜びを分かち合った。

 2008年に全米オープンを制した後、プレッシャーと闘い続けてきた。度重なるけがや女性問題、鎮痛剤などの影響下で運転したとされることによる逮捕と、ゴルフに集中できない日々が続いた。スポンサーは撤退し、17年には世界ランキングも1199位まで落ち「タイガーは終わった」とさえささやかれた。

 それでも逃げなかった。「常にプレッシャーはあるもの。それを感じなくなったら、引退するときだ」とウッズ。だからこそ優勝の瞬間、ホッとしたような柔和な笑みが顔いっぱいに広がった。

 優勝者に与えられるグリーンジャケットに袖を通したウッズは記者会見で「本当に大変な試合だった。だから頭が薄くなるんだよ」とジョークを飛ばした。プレッシャーを力に変えながら、ウッズはこれからも伝説を作っていく。【角田直哉】

優勝記者会見での主なやりとり

 14年ぶりにマスターズ・トーナメントを制したタイガー・ウッズ(米国)は、グリーンジャケットを身にまとい、記者会見でかみしめるように喜びを語った。主な一問一答は以下の通り。

 ――「お帰りなさい」というべきでしょうか。

 ◆この勝利はこれまでの優勝の中で、一番大きな意味がある。(マスターズで)初優勝してから22年後にまた勝つことができるなんて、信じられない。今日は多くの選手に勝つチャンスがあって、何が起きてもおかしくなかった。

 ――メジャーではもう勝てないと思ったこともあるか。

 ◆2年前には本気でそう思う時期もあった。腰の痛みで何もできなかった、この数年の状態を考えると不安もあった。またトップレベルでプレーできている自分は幸せだと思う。

 ――勝因は?

 ◆一番はドライバーが安定して、アイアンショットを左右にうまく曲げられたこと。誰が勝つか分からない、本当に劇的な戦いだった。

 ――初優勝や亡くなった父親のことを思い出したか。

 ◆もちろん。昨年の全英オープンは子供たちの前で負けてしまった。同じことを繰り返したくなかった。勝つ姿を見せられて、子供たちが私のことを誇りに思ってくれれば。

 ――ジャック・ニクラス(米国)のメジャー最多勝利記録まであと3勝。彼は抜かれる心配をすべきか。

 ◆分からないが、きっと興奮して見てくれていると思う。

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