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旧優生保護法を問う

旧優生保護法下で不妊手術を強制された障害者らの記録に関する毎日新聞の全国調査で、強制手術を受けた人の約8割に当たる1万2879人の資料が確認できなくなっていることが判明した。「記録のない被害者」をどう特定し、救済につなげるか。

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旧優生保護法

強制不妊、医学会が検証 あす専門委、関与実態解明

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 国内132の医学系学会が加盟する日本医学会連合が、旧優生保護法(1948~96年)に基づく強制不妊手術への医学者や学会の関与について検証を始める方針を決めた。各学会の専門家による委員会を17日に設置する。強制不妊の推進には精神医学など複数の学会が関与したが、自己検証を始めたのは一部にとどまる。全体を統括する医学会の調査で、不明な点も多い医学者らの関与の実態解明が進むと期待される。

 医学系で国内最大の学術組織である医学会が、加盟学会や医学者の行動に関する歴史問題に向き合うのは異例だ。当時の医学者らが強制不妊を推進した要因などを教訓とし、個人のゲノム(全遺伝情報)の医療応用をはじめ、優生学との線引きが難しい現代医学の課題の指針にする狙いがある。

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