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木村 衣有子・評『ドライブイン探訪』橋本倫史・著

◆『ドライブイン探訪』橋本倫史・著()税別

 「日本全国に点在するドライブインは1960年代から70年代に創業された店が多く、跡を継ぐ人がいなくて閉店する店も増えている」

 ドライブイン、という名称も、車で乗り付けるスタイルも、もともとは戦後間もなくアメリカから持ち込まれたものだ。しかし、直輸入のかたちのまま広まりはしなかった。日本のドライブインの多くには、靴を脱ぎ、足を伸ばしてくつろげる「小上がり」が用意され、出される料理もまた、アメリカの味ではなく、「ラーメンやカレーライス、それに定食」。たとえば、福島「二本松バイパスドライブイン」だったら味噌味のスタミナ定食、岩手は三陸「レストハウスうしお」では生わかめが香る磯ラーメンと、各々の名物もある。

 このルポルタージュに登場するおよそ20軒のドライブインの中には、やってやろうとはじめた人もいるし、周りの状況に身を任せて開業に至った人もいる。スタートはどうあれ、道路の流れ、時代の流れを眼前にしながら、運転手たちを受け入れて営業を続けてきたことにはちがいない。

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